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[書評] 走ることのすべて 安全に、着実に走る!

  • 作成言語: 韓国語
  • 基準国家: すべての国家country-flag
  • スポーツ

作成: 2024-04-16

作成: 2024-04-16 17:07

[書評] 走ることのすべて 安全に、着実に走る!

最近、歩数を増やした。毎日5000歩を推奨する万歩計アプリに刺激を受けたからだ。思っていたより、私の1日の歩数は少なかった。しばらくの間、3000歩を超えるのも大変だった。5000歩歩くには到底足りないが、まずは小さな目標を立て、毎日3000歩以上歩くことにした。そして1ヶ月。少しずつ少しずつ、体が歩くことを受け入れるような感覚になった。
しかし、まだ健康やダイエットには程遠いレベルだと感じていた。そろそろランニングに移行すべき時か!その時、目に止まったのが、この本『走ることのすべて』だ。なんと整形外科専門医でありながら、フルマラソンとトライアスロンまでこなした方が書いたランニング本。実際に走っている人で、関節については専門家なので、自然と信頼感が湧いた。初心者ランナーとして入門するには、これ以上良い本はないと思った。

 
著者は、椎間板ヘルニアに悩んでいた頃、偶然ランニングを始める。しかし、あれこれと怪我を経験する中で、実際にランニングの怪我については全く知らないということに気づく。私も目次を見て驚いた。ランニングの怪我A to Z、そしてランニングの怪我部位別集中探求に、本の半分が割かれていた!ただ走ればいいんじゃないかと思っていた漠然とした計画が、始まる前にひびが入るような気分だった。本当にただ走ってはいけないのだろうか?
疑問に思い、まずは怪我に関する章から目を通した。
まず、ランニングは全身運動であることから、改めて先入観が揺さぶられた。下半身を中心とするが、ランナーによっては腰、首、肋骨、手首など、上半身も怪我から自由ではない部位だと説明している。聞いてみると、私も地下鉄に乗り遅れないようにダッシュした際に腰が痛くなったり、肋骨が痛くなったりした経験が思い出された。しかし、専門家が定めたランニングの怪我の範囲に従うと、私が感じたものは、厳密にランニングの怪我と見なすのは難しいようだ。ランニングの怪我とは、ランニングに関連する下肢の筋骨格系の痛みで、少なくとも1週間以上、または3日連続で運動に制限や変化が生じる程度の怪我を意味するそうだ。

 
しかし、ランニングの怪我は、ほとんどの場合、8週間以内に自然治癒するそうだ。それより深刻なレベルの怪我は、本の事例を参考に病院を受診した方が良いだろう。これと合わせて、ランニングの怪我時に代用できる運動を用意しておくなど、役立つアドバイスが随所に隠されている。ランニングに必要な筋肉を強化できる簡単なストレッチ運動方法も、イラストと共に掲載されている。

 
最も驚いたのは、ランニングの怪我部位別集中探求の章だった。足底筋膜炎、膝蓋大腿痛症候群など、聞き慣れないが一度は経験したことがあるかもしれない怪我について、非常に詳細なイラストと共に説明が添えられていた。単なるランニングの怪我だけでなく、一般的に経験する生活の痛みについて、どのように対処すれば良いのか自然とわかるようになった。あまりにも狭い靴を履かないなど、アドバイスは医師の口から出た言葉だからか、より注意深く心に留めておくようになった。

 
「ランニングに関連して、あらゆる急激な変化は避け、徐々に順応していくのが良い。」
この一文が、『走ることのすべて』という本の「すべて」を物語っていると言っても過言ではないだろう。怪我をすることなく、継続してランニングするためには、ゆっくりと、バランス良く、そして自分のペースを見つけていく過程が必要であることを改めて実感した。
呼吸と歩くことに次いで一般的な運動だが、その方法については無知だった。久しぶりに本当に健康書らしい健康書に出会い、楽しい読書ができた。ためらわずにオススメする。
 
※ NAVERカフェカルチャーブルームhttps://cafe.naver.com/culturebloomで提供された書籍を読んで、正直に書いた書評です。

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